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青森県・弘前市にて
イミゴンゴ展を開催いたしました

imigongo hirosaki 202406
 
イミゴンゴの展示会を開催する場所は
はじめましての土地がほとんどで
 
 
開催しはじめてからその土地のことを少しづつ知っていったり
新しい雰囲気に迎えてもらったり
 
 
準備の段階から毎日通うことで
川の様子、山の様子
そこの角にあるお店のこと
名物、ことば、風の匂い、坂の雰囲気
光の加減、聞こえてくる街の音に
だんだん馴染みが出てきて
 
 
会期が終わる頃にはその土地のことがこころにしっかり根を張って
特別な場所になっていく
 
 
そんな旅路を繰り返していました
 
 
日本の各地に
新しく思い入れの場所ができることは
巡回の醍醐味ですが
 
 
今回の展示会はいつもとちょっぴり心持ちが違っていました
 
 
ごく個人的なお話ですが
imigongo anywhereの代表は
青森県弘前市生まれ
 
 
今回の展示会場になった土地です
 
 
生まれ、といっても本当に生を受けただけで
長く住んでいたわけでもなく
土地勘があるわけでもなく
ましてやこの地のことばが話せるわけでもなく
 
 
故郷と呼ぶには烏滸がましいけれど
それでもオリジンはここなんだ、という気持ちがずっとありました
 
 
私は弘前に根を張れていないけれど
弘前は私に根を張っている
 
 
ルワンダの地に長く根を張ってきたイミゴンゴを
この地でご紹介することは一つの夢でもありました
 
Hirosaki Museum of Contemporary Art2
 
イミゴンゴ展の会場となったのは
弘前れんが倉庫美術館
 
 
その歴史は1900年代前半まで遡り
酒造工場、シードル工場、備蓄米倉庫などさまざまなお役目を経て
 
2020年
田根剛さんによる改修で美術館として生まれ変わりました
 
 
imigongo hirosaki short video
クリックでショート動画を再生
 
2階にあるライブラリースペースに場所をお借りし
 
長年の歴史を積み重ねてきたれんがを背景に
 
イミゴンゴを展示させていただきました
 
 
 
ルワンダでも焼かずに作る日干しれんがは
あちこちの建物で活躍中で
馴染みのある素材ではありましたが
 
こうやって改めて合わせてみるのは、はじめてのことでした
 
imigongo hirosaki
sun dried brick
日干しれんがを積み上げて建物を作っている様子
 
会場に置いたノートには
思い思いのご感想が書かれていて
 
会場に足を運んでくださった皆さまの筆致と共に
ルワンダに連れて帰ってきました
 
imigogno hirosaki note
imigongo hirosaki
 
会期中、地元の陸奥新報さんが取材に来てくださり
大きく紙面を使ってくださいました
 
 
 
会場のご担当者の方もとにかくとにかくご親切で
弘前での展示会開催を力強くサポートしてくださいました
 
 
 
ごく個人的な思いではじまったイミゴンゴの展示も
各地でお力添えいただける方々のおかげで
波のように巡回が叶っています
 
 
改めまして、イミゴンゴ展にお越しくださった皆さま
そして陰に陽に支えてくださった皆さま
本当にありがとうございました
 
 
イミゴンゴ展はまた次の場所に旅をします
 
 
常に素敵な会場を探しておりますので
お近くでおすすめの場所がございましたら是非ご紹介くださいませ
 
 
2024.6.26(水)-7.8(月)
※火曜日休館
 
9:00-17:00
(金土のみ9:00-21:00)
 
 
弘前れんが倉庫美術館 市民ギャラリーhttps://maps.app.goo.gl/wTrPcmoCiDTp1MAi8
 
 
 
入場無料
 
 
 
主催: imigongo anywhere