現在作られているイミゴンゴのほとんどは水性ペイントでの色付けになっていますが1800年代前半に作り始められたころから1990年前後までは、自然由来の顔料を使用し着色をおこなっていました 伝統色とされているものは白・黒・赤・灰色 (黄色を含む工房もあり) 今回は「白」の伝統色に迫ります かつて白の顔料が取れていたイミゴンゴ工房近くの一角はすでにこの色を見つけることができなくなっているとのことで工房からバスとバイクで約8時間離れたところに行ってみました なんとなくのエリア(港区や三鷹市くらいざっくり)の手がかりだけがありとりあえずバスに乗り、そのエリアのメインバス停で下車 バス停に到着するとバイクタクシーの運転手さんがわーっと寄ってきます
Read MoreAll articles filed in 色
イミゴンゴの色彩 【灰】 – 自然顔料を巡る旅
現在作られているイミゴンゴのほとんどは水性ペイントでの色付けになっていますが1800年代前半に作り始められたころから1990年前後までは、自然由来の顔料を使用し着色をおこなっていました 伝統色とされているものは白・黒・赤・灰色 (黄色を含む工房もあり) 今回は「灰色」の伝統色に迫ります 向かったのはNyarubuyeにあるイミゴンゴ工房からバイクタクシーで約40分 kogoというエリアです いくつかの丘を越えて走ると、灰色の土が一面に色がるエリアに到着しました
Read Moreイミゴンゴの色彩 【黄】 – 自然顔料を巡る旅
現在作られているイミゴンゴのほとんどは水性ペイントでの色付けになっていますが1800年代前半に作り始められたころから1990年前後までは、自然由来の顔料を使用し着色をおこなっていました 伝統色とされているものは白・黒・赤・灰色 (黄色を含む工房もあり) 今回は「黄色」の伝統色に迫ります 向かったのはNyarubuyeにあるイミゴンゴ工房からバイクタクシーで約30分
Read Moreイミゴンゴの色彩 【赤】 – 自然顔料を巡る旅
現在作られているイミゴンゴのほとんどは水性ペイントでの色付けになっていますが1800年代前半に作り始められたころから1990年前後までは、自然由来の顔料を使用し着色をおこなっていました 伝統色とされているものは白・黒・赤・灰色 (黄色を含む工房もあり) 今回は「赤」の伝統色に迫ります 自然顔料を使わなくなってからしばらく経過していたため現在もその顔料が取れるのか、もともと取れていた場所にまだあるのかなどを調べるところからはじめました 赤の原材料は Igitaka cy’umutukuというタイプの土 Igitakaは土umutukuは赤の意味なので、直訳すると「赤い土」 そのままです それでも赤い土ならばなんでもいい、というわけではありません
Read Moreイミゴンゴの色彩 – 自然顔料を使った伝統着色を巡る旅
1800年代の前半から作り始められたと言われているイミゴンゴ 当時は文字を持たない生活を送っていたこともありルワンダ国内でその年代の文献にはまだ辿り着けていません ルワンダを調査フィールドにしていたヨーロッパや他の書き言葉を持つ国には何かしらの資料が残っているかもしれないのですがまだ、イミゴンゴに関して詳しく書き残したものには巡り会えておらず、現在も探索中です 書籍や資料としては手元にありませんがイミゴンゴは確かにここで生き続けている 文字化された情報とは別種の情報がこのイミゴンゴ本体から伝わってくるので様々な方法で解読を試みる日々です ひたすら繰り返す聞き取り調査 何より、イミゴンゴとその作り手さんと同じ時間と空間を共有することそして共通体験を増やしていくこと “語り得ないこと”の塊に手を入れてガサゴソと探りようやく掴んだ断片をあっちこっちと繋いでみてその総体の図を浮かび上がらせてみる 「向き合う」という動作の種類が少しずつ変わってきているかもしれません
Read More