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イミゴンゴ

 

ルワンダ南東部 ニャルブイェを発祥地とする伝統アート

1800年代前半、当時のギサカ王国のカキラ王子が作りはじめたとされる室内装飾です

 

部屋を美しく飾り、お客様へより良いお時間を提供したい

イミゴンゴは歓待の意を示す方法の一つでした

 

ハッとする模様や、じっと見つめるとなんだか落ち着いてくる柄たちが
人間関係のあれこれに一役買ってたのかもしれません

原材料は乳飲み仔牛の糞

やわらかい草と母乳を半々に摂取する生後2ヶ月ころから1歳くらいまでの仔牛が
ベストとされています

牛が一頭いれば 一家が豊かに暮らしていける

そう言われていたほど牛は生活のなかで大切な存在

余すところなく共存している様子がうかがえます

 

仔牛の糞を集めてきたら、粒子を細かくした灰と混ぜ

粘土状にして指でつまみながら模様を描いていきます

 

当初は広い壁一面に直接牛糞を乗せ柄を施していました

持ち運びのできる木板に変わった今も
その幾何学模様から
板の外へと続く拡張性を感じることができます

地べたに座り、腿の上で製作するイミゴンゴ

場所のエネルギーを満々に湛えた作品は
飾られた空間にメッセージを放ちます

そして 時として問いを。

もてなし要素として誰かのためにも
もてなし要素として、自分のためにも

イミゴンゴのある空間から

視座の変わる日々がはじまります

 

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